こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
今日は首や肩の痛みについてのお話です。
夏休み明けぐらいから、肩や首が痛い、腕が上がらないという当院の患者様が増えたように感じます。
実は私もこの2週間くらい腕は上がりはしますが、何となく右肩に軽い痛みや違和感を感じていました。
クーラーのせい?寝苦しくて変な体勢で寝ていた?
休み中スマホを見すぎた?
など自分なりに原因を考えましたが、よくわかりませんでした。
とにかく鍼、マッサージ、お灸など自分でできることは色々やって、(脳歯科はセルフではしっかりとはできないので、脳歯科セミナーの時に脳歯科の先生方に診てもらおうと期待していたら、台風で中止になってしまいました(T_T))
幸い今はあまり気にはならなくなりました。
肩や首の痛みということで
Googleで調べてみると、
・首や肩の痛みは、多くの人が経験する症状で、原因は様々。中でも、噛み合わせの問題が首や肩の痛みを引き起こす大きな要因となる。
・長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により首や肩の筋肉が硬直し、神経が圧迫され、日常生活に支障をきたすことが多くなる。
という要旨の結果がたくさん出てきました。
しかし、これは脳歯科的に言うと噛み合わせだけではありません。
口の中で起こっている身体にとって好ましくない刺激全般が関わっていると考えます。
そして筋肉の硬直が〜ということであるのでストレッチなどの方法が推奨されていました。
脳歯科の治療をしていると床と水平もしくはそれ以下しか腕が上がらない方が1箇所の歯の部分のわずかな調整で、数秒で上までスッと手が上がることは、度々経験します。
ここ数回そのような結果になった時に調整したのは、歯の横や端の1ミリ四方の部分でした。
そこを研磨用の器具で数回触るだけでこのような変化を起こすことができるのは、Oリングテストでターゲットを絞れるからだと考えています。
このような経験を重ねていると、本当は原因は筋肉全体の硬さではなくピンポイントなのではないかと実感します。
ストレッチを続けることで徐々に腕の可動域が広がってきたという方も多くいらっしゃいます。
これはストレッチでそのピンポイントを含めた変化を起こしているのだと思いますが、範囲が広すぎるので変化がゆっくりなのかなと私なりに解釈しています。
首や肩の痛みがあると、日常の様々な動作で支障が出ます。例えば、長時間のパソコン作業や読書で同じ姿勢を保つことが痛みで難しくなったり、車の運転中に、首を左右に動かして後方確認をする際に可動域が制限され、運転に支障をきたすこともあります。
また、髪を結ぶ、背中でジッパーを上げるなどの際に腕に痛みを伴うため、日常的な身だしなみを整えるのが困難になることがあります。
予防としてストレッチは有効だと思います。特にデスクワークが多い方は、定期的な休憩を取り、首や肩の緊張をほぐすことが大事です。
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。
このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。
カテゴリー: 全身をととのえる歯科治療〜脳歯科ブログ,脳歯科でできること,脳歯科の意義
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脳の誤作動というのは脳歯科でよく用いられる言葉です。
口の中の脳の誤作動を引き起こしている部分を修正することで、脳の働きを正常化して全身の不具合を治療するのが脳歯科です。
普段生活していると、脳の誤作動ということはあまり意識したことはないと思います。
私たちは脳からの様々な電気的信号によって動いたり考えたりしていて、それ自体が間違っていると思ったら何もできなくなってしまうからです。
あー疲れて頭が働かないなと感じられたことはあるかと思います。
そういう自覚できることも
全く気づかないことも含めて脳の働きはいつも絶好調というわけではないんですね。
今回は痛みを感じる時の脳の誤作動(痛覚変調性疼痛)について、実験をご紹介します。
※参照Craig, AD. et al. Nature. 1996, 384(6606), p.258-260.
この実験では被験者の手のひらに、20℃と40℃の熱源を交互に当ててみました。
すると手全体が「焼け付くような痛み」や「ドライアイスを触ったような冷たさ」に感じるという結果になりました。
20度や40度は、それぞれ単独で感じたらそんなに激しい痛みや冷たさを感じる温度ではありません。
しかし被験者は、まるで激しい温冷刺激を受けたかのように感じています。
これがThermal grill illusion painと呼ばれる現象です。
これが痛覚変調性疼痛の特徴で、脳が誤って強い痛みとして感じてしまうのです。
脳内の状態としては、冷たい5℃や熱い47℃に触れた場合、痛みを感じる部分である前帯状回という脳のエリアが活性化します。でも、20℃や40℃だけなら通常このエリアは動きません。ところが、交互に触れさせる「Grill」状態では、脳が間違って認知してしまい、前帯状回が活性化して痛みが出てしまいます。
このように、痛覚変調性疼痛は「脳の中での情報処理」が関与している痛みと言えるのです。
慢性腰痛や舌痛症も痛覚変調性疼痛とされていますが、患者様の訴えで「燃えるような痛み」もっと強くなると「焼けた金属を押し付けられたみたいな激痛」という表現をされることがあります。
実際に舌の表面的には炎症も傷もないにもかかわらず、脳の誤作動により本来感じることのない苦痛を経験していらっしゃいます。
脳歯科の治療としては、お口の中の誤作動を引き起こす部分を探して修正することになりますが、今までの経験からそれが形であったり材質であったり歯並びであったりと様々であると感じています。
普段私たちが意識することもなく、当たり前に信じている脳の働きは時として誤作動することもあるのです。
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。
このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。
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今日は食事が噛みにくいというお話です。
噛めないという訴えで脳歯科の治療を希望して来院される方がいらっしゃいます。
そういう方には大きく分けて2つの状態があります。
・実際に噛んでいただくと、目で見てわかるほど隙間の空いている部分がある。
・上下の歯は当たっているにも関わらず、噛んだ感覚が今ひとつしっくりこない。
今回は後者のお話を中心にお伝えします。
通常の診療を受けに初診でいらした方で、長い間治療を受けずか、なり歯の崩壊が進んでいても、食べにくかったでしょう」というこちらの言葉に
「いや、別にそんなに困らなかったです、食べてます。」
と答える方もいらっしゃいます。
実際は噛む効率(咀嚼効率)は低くても歯茎で潰したり、あまり噛まず飲んでしまっているかもしれませんが、ご本人にとってストレスにはなかったのだと思います。
あるいは咀嚼のKeyとなる上下の噛み合わせが残っていて、そこがうまく働いていたということもあります。
歯科医になって暫くそのようなを経験していると、「噛んでいる感覚」と、「噛んでいるという現象」は必ずしもイコールでなく、ズレがあるのだと思うようになってきました。
歯科で治療の時にカチカチして下さいと言って噛んでいただく赤や青の紙(咬合紙)は、上下の歯の当たっている場所やその当たりの強さを紙に塗ってあるカーボンの色素の歯の表面への付き方で見るためのものです。
これで結構しっかりと当たりが示されているにもかかわらず、ご本人は噛めないと感じていらっしゃることが、「噛んでいる感覚」と、「噛んでいるという現象」のズレと解釈しています。
噛むということには、歯の形、位置、力が加わった時の歯の僅かな動き、舌、顎の筋肉や関節というたくさんの要素が影響しています。
本来、噛んでいる時は口の中で食べ物の硬さや形状を感覚で理解し、噛む力や回数を調整したり、舌で食べ物を運びながら噛む場所を合わせて食べています。
実はこれはかなり高度で複雑な動きです。それを無意識にやってしまうのですから、身体のコントロール機能は本当にすごいと驚くしかありません。
しかし、何かで噛みにくいと感じるとそれが無意識から有意識の噛む行為に変わってしまいます。
どうしたら噛めるか?どこで噛めばいいか?と悩まれてあれこれ試行錯誤したり意識して噛んでいるうちに、本来無意識でやっていた身体の精密なコントロール系統が少しの変化で変わってきてしまい、違和感が続いてしまうということになっていらっしゃるのではと推察され、脳の誤作動の1つと考えています。
簡単に言うと、いわゆるイップスのようになっていると捉えていますので、歯だけの問題として考えると、なかなか解消されないと思います。
このような方には脳の誤作動を解消するために、脳歯科の治療を試みることも1つの選択肢となるのではないでしょうか。
但し実際に治療をしてみると、数回で治癒、あるいは支障がなくなるような改善が見られた方は多くいらっしゃいますが、中には支障ない改善まで時間を要する方もいらっしゃいますのでご自身の意思で決められて下さい。
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。
このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。
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今日は当院の夏季休診最終日です。
お休みの間、神社を巡るために信州に行ってきました。
仕事のある日はそうそう沢山歩くことはないのですが、その分お休みの日は歩きたいと思っています。
今回は2日で38000歩、まあまあよく歩いたかと思います。
昨夏始めに膝を怪我していたので、夏休みもどこにも行かずなるべく歩かないような夏を過ごしました。秋ぐらいまでそんな感じで過ごしていたので、今年自由に歩ける喜びを改めて感じました。
歩いているとどうしても筋肉が疲れてきて、斜面や階段では足の持ち上げ具合が少なくなって捻挫や転倒に繋がりかねません。
一人旅でしたので、すぐに助けてもらえないのでこちらも慎重に。
途中で足首を回したり、腰掛けて足をぶらぶらさせて筋肉をほぐすなど十分注意して歩きました。
歩いた後も翌日のために硬くなった筋肉をほぐすべく、ホテルの温泉で足裏の刺激をしたり温めたりしました。
その効果か、斜度40度くらいの階段を二百段上って参拝しても筋肉痛は起きませんでした。
そして温泉に入った後は貼るタイプの鍼を持っていって、いくつかの経穴(ツボ)に貼りました。
・足三里
「足の陽明胃経」という経絡に属していて、この胃経の主要なツボの一つです。消化器系の機能を調整、改善するだけでなく、全身のエネルギーや免疫機能を強化が期待されます。
・三陰交
三陰交は脾経、肝経、腎経 という三つの経絡が交わるため、代謝など全身のバランスを整える効果が期待されます。
・委中
「足の太陽膀胱経」に属していて身体全体の水分代謝や老廃物の排出に関わるとされます。委中は、この中の主要な経穴(ツボ)の1つです。特に腰痛や膝痛、足の疲れなど、下半身の痛みや血行不良に対して効果が期待されます。
熱中症予防のために、冷たい水分の補給もかなりしましたので胃腸も弱りますし、立っているので足のむくみも気になりましたが、これらの経穴(ツボ)を刺激することで元気に2日間歩くことができたのではないかと思っています。
これらは全て顔面や頭部に繋がる経穴(ツボ)なので、歯科鍼灸でも使います。
貼る鍼はAmazonでも購入できますし、夏の外歩きをたくさんする時のケアとしておすすめです。
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脳歯科をやっていると普通の歯科治療はしないの?
という質問をいただくことがあります。
なかなか答えに困ってしまうのですが、簡単に答えるなら
「毎日歯科治療をしています。」
脳歯科は「口腔内の調整で関連している全身の不調を改善する」ということが目的です。
全身の中にはもちろん口腔も含まれますし、首、肩、腕、腰、膝などなど。
これらは通常歯科と関連があると思われていないことも多いです。
そこで口との関係を認識していただくために、脳歯科関係者からは、あえてその関係性がわかりやすいケースを発信していることが多いと思います。
そのため、腰痛や肩の痛みなどを治すための治療というイメージがあるのかもしれません。
しかし、Oリングテストで共鳴している波動を探して修正するのは、患者様に装着していただく義歯、被せ物の調整や知覚過敏症の治療、顎関節症など一般の方が歯科治療と思われることのほぼ全てに使います。
当院では脳歯科治療をしていない方も来院されますが、私が拝見するほぼ全ての方の治療はOリングテストをしながら行っています。
ただその場合は、一人Oリングやアシスタントの衛生士を使ったら間接法でテストをするので大部分の患者様は気付いていらっしゃらないです。
気づいた方は「それは何をやってるんですか?」と聞かれることもあるのでご説明をしています。
今日もかなり強い知覚過敏の患者様がいらっしゃいました。
訴えのあったのは
右上の歯の頬側の根元でしたので、ここを
Oリングでテストすると+(異常なし)でした。
そこで原因は他の場所にあると判断し、お口の中の全体を順番にOリングテストで調べるとちょうど対角線上にある反対側の左下の歯の金属の縁に−(異常あり)の反応が出ました。
詰め物の金属の端が隣の歯と高さが合っていなくて0.5ミリほどの僅かな段差ができている状態でした。
本来詰め物を作る時には隣の歯の縁と詰め物の高さを合わせるのが原則ですのでこれは望ましくない状態です。
そこで研磨用の切削器具で回転数、回転方向、削る方向をOリングで決定してからシュッシュッと2回くらい触って削り、高さを合わせました。
その後すぐに口を開けたまましみていた歯に強いエアーをかけてみても全くしみなくなりました。
その後一回起きて口をゆすいでいただいてから、もう一度エアーをかけてもしみませんでした。
高さを合わせて、エアーをかけて〜時間的には10秒位のうちに起こった変化です。
患者様はとても驚かれて、「え?これだけで?本当にかなり酷くしみていたんですけど??」
とおっしゃっていました。
これが波動による変化です。
知覚過敏を起こすような異常な波動が対角線上の詰め物のの端から出ていたのでした。
しかし
・一瞬にして変化が起こること
・症状と原因が必ずしも目で見ても一致していないこと
などからご本人にはとてもわかりにくいです。
一方、Oリングで順番にテストを進めている私達術者は一連の流れを追って結果が出ているというように捉えています。
他にも虫歯治療の削る形、使う歯科材料の選択など1日に私は1日の診療の間、何十回もOリングテストをしています。
脳歯科治療は、その方の身体が最適な状態となることを目的としているので、特に身体に影響を与えることの多い歯科治療は脳歯科的な見地から判断をして、日々の臨床を行っています。
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。
このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。
神奈川県横浜市港北区日吉本町1丁目19-16
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診療時間9:30〜18:00(土曜日〜14:30)
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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